大原孝治氏の手腕の凄さは個店主義の尊重
大原孝治氏とはドンキホーテホールディングス、通称「ドンキホーテHD」の社長兼CEOを務める人物です。株式会社ドン・キホーテと言えば小売業のなかでは大手の企業で、増収と増益に成功した事で広くその名が知られています。売上高のランキングでは数多くの国内の企業を圧倒してベスト10入りを果たした会社です。大手としての看板に胡坐をかく事はなく、意欲的に別の企業の締結や新商品の開発に勤しんでいます。最新のニュースでは2018年2月26日からカルビー株式会社と共同開発した新商品である「レインボーポテトチップス」を一部の店舗を除いて販売される事が2月19日に発表されました。次々と新しい話題と成功が絶えないドンキホーテホールディングスをまとめる大原孝治氏は、優秀経営者賞として2017年の年末に上がったニュース記事に取り上げられるほどの実力者です。記事では中国人観光客たちの爆買いによる増益とその収束によるマイナスな影響を小売業を生業にしている企業が直撃したとありますが、その影響を逃れたコツについて大原孝治氏は「臨機応変にマーチャンダイジングをしたからこそ低迷を免れた」とコメントしました。株式会社ドン・キホーテの基礎は「現場に権限委譲する個店主義」だと大原氏はインタビューで答えています。
それは決して他のチェーンストアでは真似できません。小売業界のチェーンストアの売り上げは積み重ねなので個店主義で小売りするとなると業績を伸ばす事ができないからです。そうしたデメリットを恐れずに実行した大原氏は別のインタビューで「新企業の勢いを脅威に感じているから変わるチャンスがある以上実行していきたい」と語っています。